专利摘要:
本発明は、取り扱い容易な接着剤混合物、より詳細には、建築物のための、接着を受ける部材の最適配向を可能にする接着剤混合物を提供することを目的とする。上記目的は、a)ポリイソシアネートを、b)イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物、c)発泡剤、d)発泡調節添加剤、e)触媒、及びf)適宜に、他の添加物と混合することにより得られ、且つ、ポリイソシアネートa)をイソシアネートと反応する基よりも多くのイソシアネート基を含むような量で使用するイソシアネート基含有接着剤混合物を高圧容器から、接着されるべき少なくとも一つの物品へ施すことにより物品を接着する方法であって、発泡調節添加剤(d)がシリコンオイルを含んでおり、且つ、その接着剤混合物が減圧後に直ちにその接着領域に施される方法により達成される。なし
公开号:JP2011505481A
申请号:JP2010536407
申请日:2008-11-26
公开日:2011-02-24
发明作者:ウルマン,シュテファン;クラウツィク,シルビア;レーゼ,ハンス−ユルゲン
申请人:ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se;
IPC主号:C09J175-04
专利说明:

[0001] 本発明は、a)ポリイソシアネートを、b)イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物、c)発泡剤、d)発泡調節添加剤、e)触媒、及びf)適宜に、他の添加物と混合することにより得られ、且つ、ポリイソシアネートa)をイソシアネートと反応する基よりも多くのイソシアネート基を含むような量で使用するイソシアネート基含有接着剤混合物を高圧容器から、接着されるべき少なくとも一つの物品へ施すことにより物品を接着する方法であって、発泡調節添加剤(d)がシリコンオイルを含んでおり、且つ、その接着剤混合物が減圧後に直ちにその接着領域に施される方法に関する。]
[0002] 本発明の更なる実施の形態は、請求項、記載内容、及び実施例から明らかである。本発明の主題の上述の特徴、以下にさらに説明される特徴は、それぞれ記載された組み合わせだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく他の組み合わせにおいても使用することができるものと解される。]
背景技術

[0003] エアロゾール容器からの一成分ポリウレタンフォームは、しばしば、建築物のドア又は窓の設置のための鉄骨、及びまた、パイプ設置のための壁を通した建築物に関する空洞又は開口部のための充填材料として採用される組み立て手段である。この種類のエアロゾール容器は、発泡剤及び補助剤と共にNCOで終結したポリウレタンプレポリマーを含む。発泡剤を用いた中身の排出を通して、及びその後の発泡及び大気水分の硬化を通して、要求されるフォームが製造される。主にこれらのフォームは組み立てフォームとして使用される。そのような組み立てフォームの大きな利点は、それらの取り扱い容易性である。]
[0004] そのような一成分組み立てフォームの一つは、例えば、特許文献1に記載されている。また、それは組み立てフォームとしての使用の他に、例えば、窓及びドアのわき柱(door posts)の組み立てのために、又は空洞のフォーム充填のために、それはスプレー接着剤として使用することができる。その場合、例えば、断熱板及び屋根被覆材はお互いに、又は基材に接着される。]
[0005] 接着剤としての公知の一成分組み立てフォームの使用の不具合は、それらの施しに続いて、それらが後膨張(post-expansion)を受ける傾向にあることである。言い換えれば、接着接合箇所で気泡は発泡し続け、その結果、接着された物品はそれらの予め決められた位置にとどまらないのである。特に、断熱板と建物の外装表面との接着の場合、このように完成した面に平坦でないものが形成されうる。]
先行技術

[0006] WO2005/054324]
発明が解決しようとする課題

[0007] それゆえ、取り扱い容易な接着剤混合物、より詳細には、建築物のための、接着を受ける部材の最適配向を可能にする接着剤混合物を提供することが本発明の目的であった。より詳細には、後膨張のない接着剤混合物で物品を接着する方法を提供することが本発明の目的であった。]
課題を解決するための手段

[0008] 驚くべきことに、本発明により記載されたその目的は、a)ポリイソシアネートを、b)イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物、c)発泡剤、d)発泡調節添加剤、e)触媒、及びf)適宜に、他の添加物と混合することにより得られ、且つ、ポリイソシアネートa)をイソシアネートと反応する基よりも多いイソシアネート基を含むような量で使用するイソシアネート基含有接着剤混合物を高圧容器から、接着されるべき少なくとも一つの物品へ施すことにより物品を接着する方法であって、発泡調節添加剤(d)がシリコンオイルを含んでおり、且つ、その接着剤混合物が減圧後に直ちに接着領域に施されることを特徴とする方法により達成される。]
[0009] 本発明の接着剤混合物は、高圧容器から接着されるべき物品へ施される。この接着剤混合物は、もっぱらエアロゾール缶内部の勢いのある内圧により結合されるべき物品に施されてもよい。この内圧は、推進ガス混合物の蒸発又は減圧により産み出される。代替の可能性は、圧力下でガス(例えば圧縮空気)の助けを借りてエアロゾール缶からその接着剤混合物を放出し、その接着剤混合物を接着されるべき物品の接着領域に施すことである。この場合、発泡調節添加剤(d)がシリコンオイルを含んでおり、且つ、接着剤混合物が減圧後直ちに施されることが本発明にとって必須である。これは、例えば、本発明の接着剤混合物が圧力容器から定量ハンドガン(metering gun)の助けを借りて施される場合である。そのような定量ハンドガンの場合、そのガン全体の含有量は、圧力容器内部の勢いのように同じ圧力である。圧力容器の中身が放出を受ける場所、すなわち、弁がそのガンから出口へと開き、そして実質的に、この弁にて、外部圧力へ圧力が降下する。圧力降下が生じた後にその接着剤混合物が最初に通過するとき、例えば、定量チューブを通して通過するとき、本発明によるその効果は達成されない。]
[0010] 好適なポリイソシアネートの例は、脂肪族、シクロ脂肪族、及びより詳細には、芳香族ジイソシアネート又はポリイソシアネートを含む。具体例は、以下のもの:ヘキサメチレン1,6−ジイソシアネート、2−メチルペンタメチレン1,5−ジイソシアネート、2−エチルブチレン1,4−ジイソシアネート、少なくとも2つの上述のC6アルキレンジイソシアネート、ペンタメチレン1,5−ジイソシアネート、及びブチレン1,4−ジイソシアネートの混合物のような脂肪族のジイソシアネート、1−イソシアナト−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート)、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、1−メチルシクロヘキサン2,4−及び2,6−ジイソシアネート、及び対応する異性体の混合物、ジシクロヘキシルメタン4,4’−,2,4’−及び2,2’−ジイソシアネート、及びまたその対応する異性体の混合物のようなシクロ脂肪族のジイソシアネートを含み、好ましくは、ナフタレン1,5−ジイソシアネート(1,5−NDI)、トリレン2,4−及び2,6−ジイソシアネート(TDI)、及びそれらの混合物、ジフェニレンメタン2,4’−,2,2’−,及び好ましくは4,4’−ジイソシアネート(MDI)、及びまたこれらの異性体の少なくとも2つの混合物のような芳香族のジイソシアネート、2以上の芳香族系を伴うポリフェニル−ポリメチレン−ポリイソシアネート(高分子のMDI、PMDI)、PMDIとトリレンジイソシアネートの混合物、ポリフェニルポリイソシアネート、ウレタン変性液状ジフェニルメタン4,4’−及び/又は2,4−ジイソシアネート、及び1,2−ビス(4−イソシアナトフェニル)エタンを含む。]
[0011] また、例えば、EP1518874、WO2005/054324、又はDE10311607に記載されているように、ポリイソシアネートa)としてイソシアネートプレポリマー、又は低モノマーイソシアネートを使用することもできる。]
[0012] イソシアネートプレポリマーとして、少なくとも1つのジイソシアネート及び/又はポリイソシアネート及び/又は少なくとも1つのイソシアネートと反応する化合物と少なくとも一つのジイソシアネート及び/又はポリイソシアネートとの反応による反応生成物を使用することができる。そして、これらのイソシアナート官能性のプレポリマーの製造は周知の方法により実施することができる。イソシアネート基を含む反応生成物として、NCO含有量が4〜30%のプレポリマーを使用することが好ましい。]
[0013] 使用は、より詳細には、好ましくは600mPasより小さい、より好ましくは100〜400mPasの、そして特に好ましくは150〜300mPasの25℃における粘度を有するPMDIのポリイソシアネートa)としてなされる。使用は、より詳細には、
2環のMDIを35±17質量%、3環のMDIを26±6質量%、4環のMDIを12±4質量%、5環のMDIを5±3質量%、6環のMDIを23±10質量%、及び更に多環のMDIを含む粗MDIがなされる。]
[0014] イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物b)としては、イソシアネートと反応する基を有する典型的な化合物を使用することができる。ポリエーテルオール及び/又はポリエステルオール、より詳細にはもっぱらポリエーテルオールを使用することが好ましい。]
[0015] 本発明のポリエーテルオールは公知の方法により、例えば、触媒としてのアルカリ金属水酸化物又はアルカリ金属アルコキシドと、2〜4の結合水素原子を含む少なくとも1つの出発分子の添加とのアニオン重合により、又は、五塩化アンチモン又はアルキレン基に2〜4の炭素原子を有する1以上のアルキレンオキシドを含むボロンフロライドエーテレート(boron fluoride-etherate)のようなルイス酸とのカチオン重合により、製造される。好適なアルキレンオキシドは、例えば、テトラヒドロフラン、1,3−プロピレンオキシド、1,2−又は2,3−ブチレンオキシド、及び、好ましくはエチレンオキシド及び1,2−プロピレンオキシドである。また、触媒としては、更に、DMC触媒として知られる複合金属シアン化化合物を使用することができる。そのアルキレンオキシドは、それぞれ、交互に連続して、又は混合物として使用することができる。1,2−プロピレンオキシド及びエチレンオキシドの混合物を使用することがこのましく、そのエチレンオキシドは、結果として生じるポリオールが70%以上の第一級OH末端基を有するように、エチレンオキシド末端ブロック(“EOキャップ”)の形状中に10〜50%の量で使用する。]
[0016] 好適な出発分子は水、又は、グリセロール、トリメチロールプロパン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、及び他の三価アルコールのような2−、3−及び4−価の、好ましくは3価のアルコールを含み、又は3つの活性水素原子を有するアミンを含む。]
[0017] ポリエーテルポリオール、好ましくはポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンポリオールは、2〜4の、好ましくは2.5〜3.5の、より好ましくは2.6〜3.4の官能価を有し、好ましくは600〜8000g/モルの、より好ましくは1000〜6000g/モルの、より詳細には1000〜4000g/モルの数平均分子量を有する。]
[0018] 比較的高分子量であり、且つイソシアネートと反応する基を有する化合物、b)としては、4000±2000g/モルの数平均分子量を有する三官能性出発物質から製造されるポリエーテルオール(b1)、1000±200g/モルの平均分子量を有する三官能性出発物質から製造されるポリエーテルオール(b2)、及び600±100g/モルの数平均分子量を有する二官能性出発物質(b3)から製造されるポリエーテルオールの混合物が好ましい。特に好ましくは、三官能性出発物質から製造されるポリエーテルオール(b1)として、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドに基づき、グリセロールから出発して製造されたポリエーテルオールが、三官能性出発物質から製造されるポリエーテルオール(b2)として、プロピレンオキシド及びエチレンオキシドに基づき、グリセロールから出発して製造されたポリエーテルオールが、及び二官能性出発物質から製造されたポリエーテルオール(b3)として、エチレンオキシドに基づき、エチレングリコールから出発して製造されたポリエーテルオールが、使用される。この場合、(b1):(b2):(b3)の質量比は、好ましくは4±1:8±2:1±0.5である。]
[0019] 比較的高分子量であって、イソシアネートと反応する基を有する化合物b)は、更に350〜1000g/モル、より好ましくは450〜600g/モルの分子量を有し、且つ好ましくは2〜4の官能価を有する臭素化ポリエーテルオールを含んでも良い。より詳細には、臭素化ポリエーテルポリオールとして、二官能性及び/又は三官能性出発物質から製造されており、エピクロロヒドリンに基づき、及び臭素化され、塩素及び水素が除去されているポリオールが使用される。好適な臭素化ポリエーテルオールは、例えば、SolvayのIXOL(登録商標)という商品名で市販されている。より詳細には、臭素化ポリエーテルオールとして、IXOL(登録商標)M125及びIXOL(登録商標)B251を使用することができる。]
[0020] さらに、上述のポリオールの他にも、比較的高分子量であって、イソシアネートと反応する基を有する化合物、b)はさらに慣例のヒドロキシ官能性化合物、例えば、鎖延長剤としてエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタン−1,4−ジオールのような短鎖ジオール、架橋剤としてグリセロール又はトリメチロールプロパンのような少なくとも3つの官能価を有する短鎖アルコール、及び/又は分子量調節剤としてモノオール(monools)を含んでも良い。鎖延長剤、架橋剤、又は分子量調節剤が存在しないことが好ましい。]
[0021] 発泡剤としては、例えば、大気圧下で−40℃から120℃の範囲の沸点を有する化合物、気体及び/又は液体の発泡剤、例えば、二酸化炭素、イソブタン、プロパン、n−ブタン又はイソブタン、ペンタン、及びシクロペンタンのようなアルカン及び/又はシクロアルカン、例えば、ジエチルエーテル、メチルイソブチルエーテル、及びジメチルエーテルのようなエーテル、窒素、酸素、ヘリウム、アルゴン、笑気、ハロゲン化炭化水素、例えば、ジクロロフルオロメタン、モノフルオロトリフルオロメタン、トリフルオロトリクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素及び/又は、例えば、トリフルオロメタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、モノクロロテトラフルオロエタン、モノクロロトリフルオロエタン、モノクロロジフルオロエタン、ジフルオロエタン、ジクロロジフルオロエタン、ペンタフルオロエタン、テトラフルオロエタン、又はジクロロモノフルオロエタン、のような部分的にハロゲン化された炭化水素(part-harogenated hydrocarbons)のような公知の発泡剤、又はこれらの例示された発泡剤の少なくとも2つを含む混合物を使用することができる。]
[0022] 典型的に、発泡剤は成分a)〜f)の質量に基づいて0.5〜40質量%、好ましくは10〜32質量%の量で添加される。]
[0023] 発泡調節添加剤d)としては、シリコンオイルを含む全ての公知の発泡調節添加剤を使用することができる。これに関連して、25℃の粘度が10〜1000mPasであるジメチルシロキサンを使用することが好ましい。更に、シリコンオイルと同様、その発泡調節添加剤d)は典型的な発泡安定剤及び/又は流動パラフィンを含んでも良い。流動パラフィンとしては、飽和脂肪族炭化水素を使用することができる。使用される流動パラフィンは、好ましくは25℃で液状である。使用することができる発泡安定剤は、例えば、ポリアルキレングリコールポリシロキサンコポリマー、好ましくはTegostab(登録商標)という商品名のGoldschmidtの製品を挙げることができ、より好ましくはTegostab(登録商標)B2219又はTegostab(登録商標)BF2270を挙げることができる。]
[0024] 発泡安定剤、シリコンオイル、及び流動パラフィンの特に好ましい質量は、150±50:2±1.2:2±1.2である。発泡調節添加剤d)の割合は、成分a)〜f)の総質量に基づいて、好ましくは0.5〜5質量%、より好ましくは1〜3質量%である。シリコンオイルの割合は、成分a)〜f)の総質量に基づいて、好ましくは0.02〜0.2質量%である。]
[0025] 触媒e)としては、より詳細にはジイソシアネートのNCO基とポリアルコールの水酸基との間の反応を加速させる触媒e)としては、典型的な先行技術の、例えば、2,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジン、(例えば、トリス(N,N−ジメチルアミノプロピル)−s−ヘキサヒドロトリアジンのような)トリス(ジアルキルアミノアルキル)−s−ヘキサヒドロトリアジンのような強塩基のアミド、及び好ましくは、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミン、N−エチル,N−メチル,n−シクロヘキシルモルホリン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジモルホリノジメチルエーテル、2−(ジメチルアミノエトキシ)エタノール、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、1−アザビシクロ[3.3.0]オクタン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルブタンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルジアミノエチルエーテル、ビス(ジメチルアミノプロピル)ウレア、N,N’−ジメチルピペラジン、1,2−ジメチルイミダゾール、ジ(4−N,N−ジメチルアミノシクロヘキシル)メタン、及びその他同種類のもののような典型的な第三級アミン、及びまたチタンエステル(titanic esters)、鉄(III)アセチルアセトネートのような鉄化合物、例えば、スズ化合物、例えば、有機カルボン酸のスズ(II)塩(例えば、スズ(II)ジアセテート、2−エチルヘキサン酸のスズ(II)塩(スズ(II)オクトエイト)、スズ(II)ジラウレート)、又は、例えば、ジブチルスズ(IV)ジアセテート、ジブチルスズ(IV)ジラウレート、ジブチルスズ(IV)マレート、ジアセチルスズ(IV)ジアセテート、又はその他同種類のもののような有機金属化合物、及びまたジブチルスズ(IV)ジメルカプチド又は上述の触媒の少なくとも2つの混合物、及びまた強塩基アミンと有機金属化合物との協働的な組み合わせを使用することができる。特に好ましくは、触媒e)としてジモルホリノジエチルエーテルを使用することができる。触媒e)は、例えば、比較的高分子量であってイソシアネートと反応する基を有する化合物、b)に基づいて、0.002〜5質量%の典型的な量で使用することができる。]
[0026] 助剤及び添加剤f)としては、例えば、充填剤、難燃剤、成核剤、酸化抑制剤、染料及び顔料、反応抑制剤、加水分解、光、熱、又は退色に対する安定剤、有機及び/又は無機の充填剤、補強剤、及び/又は可塑剤を使用することができる。]
[0027] 上述の助剤及び添加剤の更なる詳細は、技術文献、例えば、J.H.Saunders and K.C.Frischによる研究書“High Polymers”の16巻、Polyurethanesの第1部及び2部(Interscience Publishers 1962年及び1964年)、“Kunststoff−Handbuch”の7巻、Polyurethanes、第3版(1993年、G,Oertel編集、Carl−Hanser−Verlag,Munich)、又はDE2901774から得ることができる。]
[0028] 本発明の接着剤混合物を製造するために、イソシアネートa)が、比較的高分子量であってイソシアネートと反応する基を有する化合物b)、発泡剤c)、発泡調節添加剤d)、触媒e)、及び適宜に、他の添加物f)と共に容器内に導入され、その容器は密封され、そして成分a)からf)が均質化される。その際、ポリイソシアネートa)は、イソシアネートと反応する基と比較して過剰量で使用される。
好ましくは、成分a)からf)はそれぞれ別々に圧力容器内に導入され、その後圧力容器が密封され、そしてそれらの成分が、例えば、振盪により均質化される。また、そうでなければ、ポリイソシアネートa)と、高分子量であってイソシアネートと反応する基を有する化合物b)と、触媒e)との反応を、圧力容器の外で実施しても良い。その後、結果として生じる反応生成物を、発泡剤c)、発泡調節添加剤d)、及び適宜に、他の添加物f)と一緒に圧力容器に導入する。]
[0029] 本発明の方法は、物品の接着に顕著に好適であり、特に建築部材で、そしてより詳細には、無機物の基材にとって好適である。この用途において、本発明の接着剤混合物の特徴は、接着線(bondline)の後膨張(post-expansion)がないことである。これにより、本発明の方法は、より詳細には、外装部分の接着剤にとって好適になっており、例えば、モルタル、石材、又は建材の他の成分のような無機物の基材への外装材又は断熱板の施しにとって好適になっている。このような接着された物品は選択された位置にとどまり、例えば、外装材の最適配向の可能性の増大につながる。]
[0030] 本発明を、実施例により以下説明する。]
[0031] ポリオール成分の製造
グリセロールを出発物質とし、プロピレンオキシドとエチレンオキシドに基づいて製造されたポリエーテルオールであって、1000g/モルの数平均分子量を有するポリエーテルオール330gと、グリセロールを出発物質とし、プロピレンオキシドとエチレンオキシドに基づいて製造されたポリエーテルオールであって、4000g/モルの数平均分子量を有するポリエーテルオール147g/モルと、600g/モルの数平均分子量を有するポリエチレングリコール40gと、ほぼ31質量%の臭素含有量を有する臭素化ポリエーテルトリオール、Solvayの商品名「Ixol(登録商標)B251」60gと、発泡安定剤(Goldschmidtの商品名Tegostab(登録商標)B2219)としてのポリシロキサン−ポリオキシアルキレンブロックコポリマー25gと、BayerのBaysilone(登録商標)M100という商品名のポリジメチルシロキサン0.3gと、ジアセトンアルコール60gと、触媒として2,2−ジモルホリノジエチルエーテル8gと、トリクロロプロピルホスフェート330gとを混合することにより、ポリオール成分を製造する。]
[0032] エアロゾール容器中での接着剤混合物の製造
1L容量のエアロゾール缶に上述のポリオール成分286gと、そしてまた25℃でほぼ200mPasの粘度を有するPMDI394gとを充填する。エアロゾール缶をガンバルブ(gun valve)で密封する。その次に、エアロゾール缶にそのバルブを通して43gのジメチルエーテル、30質量%のプロパンと70質量%のブタンとからなる工業ガス混合物27g、そして最後に、79gのテトラフロオロエタン(R134a)を計量投入する。]
[0033] 激しい振盪によりその缶の中身を均質化する。エアロゾール缶の加温の原因となるプレポリマー反応が結果として生じる。]
[0034] 最大50℃の高温状況下での24時間の保存後、予備重合反応は内容物が接着剤として使用できる程度にまでで終了する。]
[0035] 一成分接着剤としての使用
エアロゾール缶をフォームガンの上に螺着し、振盪することによりその缶の中身を均質化する。そのガンの発動作用を通して、発生した発泡混合物をほぼ3cm幅の発泡ひもの形状で断熱板の表面に施す。]
実施例

[0036] 十分な接着ができるように、いくぶん目の粗い泡を有する潰れつつあるフォームをひも状に平たく塗り広げる。接着剤フォームが施された断熱板をその後コンクリート壁に固定する。後膨張は無く、その断熱板は所定の場所にとどまる。]
权利要求:

請求項1
a)ポリイソシアネートを、b)イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物、c)発泡剤、d)発泡調節添加剤、e)触媒、及びf)適宜に、他の添加物と混合することにより得られ、且つ、ポリイソシアネートa)をイソシアネートと反応する基よりも多くのイソシアネート基を含むような量で使用するイソシアネート基含有接着剤混合物を高圧容器から、接着されるべき少なくとも一つの物品へ施すことにより物品を接着する方法であって、前記発泡調節添加剤(d)がシリコンオイルを含んでおり、且つ、前記接着剤混合物は減圧後直ちに施されることを特徴とする物品を接着する方法。
請求項2
前記発泡調節添加剤d)が、流動パラフィン、発泡安定剤、及びシリコンオイルを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
請求項3
前記発泡調節添加剤d)が、発泡安定剤、シリコンオイル、及び流動パラフィンを150±50:2±1.2:2±1.2の質量割合で含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
請求項4
前記イソシアネートと反応する基を有する比較的高分子量の化合物b)が、2.9±0.4の平均官能価と4000〜600g/モルの数平均分子量とを有するポリエーテルポリオールb1)と、500±100g/モルの数平均分子量を有する臭素化ポリエーテルポリオールb2)とを含む混合物を含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
請求項5
ポリエーテルポリオールb1)が、プロピレンオキシドとエチレンオキシドに基づき、グリセロールから出発して製造され、且つ4000±2000g/モルの数平均分子量を有するポリエーテルオールと、プロピレンオキシドとエチレンオキシドに基づき、グリセロールから出発して製造され、且つ1000±200g/モルの数平均分子量を有するポリエーテルオールと、エチレンオキシドに基づき、エチレングリコールから出発して製造され、且つ600±100g/モルの数平均分子量を含むポリエーテルオールと、の混合物であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の方法。
請求項6
前記触媒e)が、ジモルホリンジエチルエーテルを含むことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の方法。
請求項7
ポリイソシアネートa)が、25℃において500mPasより小さい粘度を有するPMDIであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の方法。
請求項8
物品が無機物の基材に対して接着されることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の方法。
請求項9
外装材又は断熱板が建築物に対して接着されることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の方法。
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同族专利:
公开号 | 公开日
EP2220138A1|2010-08-25|
KR20100094541A|2010-08-26|
CN101883805A|2010-11-10|
RU2010127150A|2012-01-10|
WO2009071470A1|2009-06-11|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
2011-11-23| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111122 |
2013-02-09| A761| Written withdrawal of application|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20130208 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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